浄土宗は、もともと鎌倉仏教の1つと言われており、すでに1000年近くの歴史がある宗教の1つです。もともとは天台宗などから発生しており、脈々と昔の考え方が受け継がれています。現在でも、浄土宗を信仰する神者は少なくありません。
浄土宗で葬儀をする場合の特徴は、基本的な仏教の葬儀になりますので、絶対にこれをしなければならないと言うのはありません。ですが、少し特徴的なものがあるとすれば引導を渡すことです。これを渡すことで、死者の往生を祈る意味があります。
南無阿弥陀仏と念仏を繰り返すことで、阿弥陀如来が現れてその人が救われると言われています。そのため、信者の多くはそれを信じて南無阿弥陀仏を唱え続けるでしょう。ただ、参加者はそのような事まで気にする必要はありません。
普通の仏教の形式と同じように、お線香をあげてご焼香をすれば充分になります。現在お通夜等をする習慣がありますが、もともとはこの宗教の葬式のしきたりの1つだったと言われています。このように歴史あるしきたりを見ながら、少しでもその歴史の深さを感じてみると良いかもしれません。
香典等に関しては、普段通りで構いません。お坊さんを呼ぶ場合には、特別細かいしきたりはありませんが、十分なお金を用意しておく必要があります。最低でも100000円位は出す家庭がほとんどです。