葬儀を終えた後の遺産のトラブルを防ぐには様々な方法がありますが、相続人の間で意見がまとまらない場合には、なるべく早い段階で弁護士や司法書士に中立的な視点でアドバイスを受けることが重要となります。最近では、相続に関する専門的なサポートを行っている法律事務所の数が全国的に増えており、土地や家屋などの分与の仕方について、都合の良い時に専門的な見解を聞くことができます。
また、遺産の金額が大きいケースについては、高額な相続税の支払いが必要となったり、法的な手続きがややこしくなったりすることもあるため、長期的に顧問契約を結ぶことができる弁護士を探してみると良いでしょう。遺産分与のトラブルが起こりやすいケースについては、様々な情報誌や冠婚葬祭に関するポータルサイトなどで紹介されることがあるため、早いうちから必要な知識を身につけておくことがおすすめです。
なお、弁護士に相続の相談をする際に掛かる費用は、それぞれの弁護士の経歴や専門分野などによって大きく異なります。そこで、相続時になるべく経済的な負担を少なくしたい場合は、着手金や成功報酬などの各種料金が安く設定されている法律事務所を優先的に選びましょう。