葬儀・告別式を執り行う上で最も実感するのが、とにかく忙しいことではないでしょうか。弔問客への対応を十分に心がけているつもりであっても、不行き届きがあるのが実情です。ただ、参列者もその辺りは理解してくれています。
葬儀・告別式の中でも重要な役割を果たすのが、香典返しではないでしょうか。以前は四十九日の法要を終えてから香典返しをするのが一般的でしたが、近年は葬儀社の用意するプランに含まれている当日返しが主流となっています。
ここで鍵を握るのが、会葬御礼の文面ではないでしょうか。会葬御礼の言葉が心に響きますし、故人と遺族の印象も随分と変わって来るはずです。無論、葬儀社が用意してくれる定型文を使っても問題はありません。しかし、自分の言葉で語ることが、相手により伝わることは確かです。故人の生前のエピソードを書き記すことで、故人のことをよく知らない方にも気持ちが届くのではないでしょうか。性格や趣味に関して書いても構いませんし、家族とのエピソードを添えるのも良いのではないでしょうか。家族葬プランを選択する方も増えていますし、これという正解がある訳ではありません。元気なうちに、家族で話し合う機会を設けておくべきです。