家族が亡くなると悲しんでばかりはいられません。辛くてもやるべきことがたくさんあります。その中の一つが葬儀です。出席したことがある方も多いと思いますが、すべての流れを理解しているでしょうか。大体の流れを知っておくと、いざというとき慌てないで済みます。
葬儀とは故人の冥福を祈る宗教的な儀式で、仏式の他に神式、キリスト教式などがあります。告別式は親しい人が最後のお別れをするための儀式で別のものですが、今では一緒に執り行うのが一般的になっています。仏式の場合、宗派も数多くありその地域によっても執り行い方が違いますが流れはほぼ同じです。
まず受付を済ませ参列者が着席した後、僧侶の読経、参列者の焼香が行われます。焼香の順番は喪主からですがその後は近い血縁の親族、参列者となります。弔電が読まれ、喪主の挨拶が終わると閉式です。それから祭壇の花を参列者みんなで故人の周りに飾り、出棺になります。
出棺から火葬場までは遺族や親族が同行します。この時特に親しい友人が同行する場合もあります。葬儀はその土地なりの風習があるので、周りの人に聞いたり地元の葬祭会社に相談することが大切です。形式だけではなく、故人の冥福を心から祈り最後のお別れをしましょう。